早稲田まちづくり連続セミナー「映像で見る復興」
第1回 宮城県石巻「復興とコミュニティ」
-被災直後から寄り合って暮しはじめた人びとが、失われた地に「新しいコミュニティ」をつくりだすプロセスを見つめる。-
この映画は、地震と津波で壊滅的な被害を受けた、宮城県石巻市門脇・南浜・雲雀野地区の「人とコミュニティの再生」を6年半にわたって記録した作品です。
映画は人びとの、コミュニティづくりのプロセスを見つめます。居住環境が整わない地域の暮しをどう活きるか? 高齢者のケアは? 新しい住民とのコミュニケーションは? かたちが見えてきたまちへの期待と不安?
映画は、3月11日以前の地域の姿も見つめます。震災前のこのまちにはどんな暮しがあったのか。住民が紡ぐ“わがまち”の記憶。
本作品は、一被災地の非常時のコミュニティ活動の記録であるとともに、そのテーマは、ふだんの地域社会づくりに通じる普遍性をもっています。
-門脇町・南浜町・雲雀野町について-
東日本大震災以前の3町は、住宅、商店、小学校、保育所、事業所、病院などが混在するエリアでした。世帯数1772、人口4423人。津波で356人が亡くなり、142人が行方不明です。家屋の大破をまぬがれたのは10世帯のみ。門脇町2丁目~5丁目は土地区画整理事業で「新門脇地区」になります。事業面積23.7ヘクタールの区域に250戸分の宅地が整備され、復興公営住宅151戸と合せて401世帯、人口1070人が想定されています。南浜町と雲雀野町は居住不可地区となり「石巻南浜津波復興祈念公園」が造られます。地区の東西を走る八間道路は幅37.5m、高さ3.5mの高盛土道路になり、その北側が新門脇地区、南側が復興祈念公園です。
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『まだ見ぬまちへ~石巻・小さなコミュニティの物語~』(上映時間2時間25分Blu-ray/DVD)
製作:映画「まだ見ぬまちへ」の会/青池組
編集/構成=村本勝 撮影=一之瀬正史
整音/録音=黄永昌 音楽=原公一郎
撮影/録音=山田武典 広報=金原雅彦
語り=黒田福美 監督/製作=青池憲司
E-mail:kinoakcitta@gmail.com
公式サイト:http://aoikegumi.shinsaihatsu.com/
Facebook:http://www.facebook.com/aoikegumi
製作協力:いしのまき記録映画づくりを応援する会
公式サイト https://www.ishinomakieiga-ouen.com/
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開催日時:2018年6月 2日(土) 11:00~14:45
会場 :早稲田大学大隈小講堂
(新宿区戸塚町1-104)
参加費 :一般 1,000円(資料代)、学生 500円(資料代) ※当日、会場にて集めます。
参加申込:申込フォームにてお申し込み下さい。
→申込フォームの入力へ進む
FAXでの申込みは、氏名・連絡先・区分(フェロー/一般/学生)を記載の上、
03-3208-7288(担当:森田)までお送り下さい。
※当日参加も受け付けます。
主催 :早稲田都市計画フォーラム
共催 :早稲田大学都市地域研究所
フライヤーはこちらからダウンロードいただけます。
■第1部(11:00-13:30) 映画上映「まだ見ぬまちへ」
■第2部(13:45-14:45) トークセッション
⟨ゲスト⟩
青池憲司(映画監督)
松村豪太(一般社団法人ISHINOMAKI2.0 代表理事)
⟨聞き手⟩
真野洋介(東京工業大学環境・社会理工学院 准教授)
お問い合わせ
早稲田都市計画フォーラム事務局 担当:森田
Email:morita@aoni.waseda.jp
電話 :03-5286-3289(内線73-3276)