社会デザインと計画論の未来
さまざまな場所さまざまな形で実践されている「社会デザイン」。「社会デザイン」を切り口にして、事例を紹介しながら、計画論の未来を考えるシンポジウムです。
10:00-10:40 開会挨拶+趣旨説明 〜社会デザインを再定義する 早田 宰(早稲田大学社会科学部)
< 休憩 >
13:20- セッション2「情報技術で関係を結ぶ」
15:10- セッション3「小さなもののデザインで繋ぐ」
17:00-17:30 キーセンテンスの紹介/まとめと今後の展望
18:00-20:00 懇親会
早田 宰 早稲田大学教授
1989年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、1991年同大学理工学研究科建設工学専攻修了。1993年同大学理工学研究科博士後期課程単位取得退学。東京都立大学工学部建築学科助手を経て、1995年より早稲田大学社会科学部専任講師、2002年より教授。博士(工学)東日本大震災復興研究拠点・自然文化安全都市研究所所長、新宿NPO協働推進センター拡大運営委員会、横浜市ヨコハマ市民まち普請事業審査委員会などで社会貢献活動に取り組む。共著に『まちづくりの科学』『持続可能な都市の「かたち」と「しくみ」』、共編著に『地域協働の科学;まちの連携をマネジメントする』などがある。
佐藤 洋一 早稲田大学教授
1966年東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士課程単位取得退学。都市形成史および都市空間の映像表現を専門とし、授業では環境表現論、映像論、都市論や、フィールドワークをもとに映像コンテンツを制作する演習などを担当。博士(工学)。終戦直後の東京で撮影された写真を米国で発掘し、東京で見せるプロジェクトを継続中。著書に『米軍が見た東京1945秋』『図説 占領下の東京』『帝政期のウラジオストク──市街地形成の歴史的研究』など。
石野 由香里 早稲田大学講師 / 俳優・演劇ワークショップ主宰
10代の頃からメソード・アクティング、スタニスラフスキーシステム、ドラマメソッド®(English Through Drama=E.T.D. Method)、サイコドラマなど様々なメソッドを習得。
大学卒業後、広告代理店と公益法人にて伝統文化・芸能やアート・地域を切り口に数々のプランニング・プロデュースをする。その後、地域振興とノンプロフィットマネジメントの研究のため東京工業大学社会理工学研究科博士後期過程に進学。コミュニティや地域社会の現代的問題に対して、様々なアプローチから解決の糸口を探る。現在は演劇的発想とメソッドを地域づくりや教育へ活かす方法の開発に取り組む。
沼田 真一 早稲田大学講師 / 映画づくりワークショップ主宰
早稲田大学社会科学総合学術院 非常勤講師。博士(社会科学)。博士論文のテーマは「ナラティブ・アプローチによる社会デザインに関する研究―映画づくりワークショップの実践と理論化―」。研究テーマは、ナラティブ論、ネットワーク論、ワークショップ論を中心に、都市計画論、学習理論、ソーシャル・キャピタル論、現象学的地理学などの幅広い領域に言及する。「実践」と「理論」を行き来する「アクション・リサーチ」を重視した研究を行う。
松本 篤 AHA!世話人、remoメンバー / コミュニティ・アーカイブ主宰
1981年兵庫県生まれ。2003年より、「文房具としての映像」という考え方を実践するremo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織](大阪)の取り組みに参加する。2005年より、8ミリフィルムや家族写真といった“市井の人びとの記録”に着目したアーカイブ・プロジェクト、AHA![Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]を始動させる。近年は、東京は井の頭自然文化園で飼育されていた象のはな子とそれを取り巻く人びとの69年に光をあてた記録集『はな子のいる風景』(発行:武蔵野市立吉祥寺美術館)を企画・編集した。
藤原 整 早稲田大学講師
早稲田大学社会科学部卒業後、コナミ株式会社経営企画部を経て、早稲田大学大学院社会科学研究科に入学。2017年、博士論文「ブータンの情報社会」により博士(社会科学)の学位を取得し、2018年より早稲田大学社会科学部講師。東日本大震災以降、宮城県気仙沼市において、住民主体のまちづくり支援を行うほか、2017年から、ブータン王国の全国総合開発計画策定プロジェクトに参画。専門は、社会情報学、情報人類学、情報社会論、地域計画情報論。
石塚 清香 横浜市経済局新産業創造課ICT 専任職
平成3年横浜市入庁。教育委員会や総務局などのIT部署を経験した後、金沢区においてオープンデータを活用したパーソナライズ型子育てポータル「かなざわ育なび.net」の企画・構築を主導。その後もハッカソン発のアイデアをベースにした官民協働型防災システム開発や国の共通語彙基盤プロジェクトなどに関わる。平成29年よりICT専任職として横浜市経済局に着任。平成30年より総務省地域情報化アドバイザーも兼任。
三澤 直加 株式会社グラグリッド 代表取締役
共創型サービスデザイン会社「グラグリッド」設立。商品企画や地域コミュニティの現場で、グラフィックファシリテーションや様々な可視化の技術を用い、人の価値観に寄り添うサービスデザインを支援する。また、グラフィックレコーディング実践者のネットワークを主催し、社会に還元する機会創出活動も行っている。金沢美術工芸大学「サービスデザイン」非常勤講師。共著書「書いて使える会議を変えるノート」。
花村 創史 株式会社ビザスク CTO
株式会社ビザスクCTO/共同創業者。株式会社日本技芸にてオフィス向けグループウェア、rakumoの立ち上げメンバーとして開発を主担当後、大手SNS会社にて海外向けプラットフォーム開発プロジェクトに参画。2013年にビジネス知見のマッチングを行うスポットコンサルティングサービス、ビザスクを起業。横浜国立大学博士課程中退。学部生時代に未踏ユース事業に採択を受ける。
落合 基継 早稲田大学准教授
1969年神奈川県生まれ。京都大学大学院地域環境科学専攻博士課程研究指導認定退学後、2000年から2016年まで財団法人農村開発企画委員会にて勤務し、農村地域の景観保全、土地利用調整、地域づくりなどに関する調査研究に従事。京都大学大学院研究員を経て、2018年4月より早稲田大学社会科学総合学術院准教授。博士(農学)。専門は農村デザイン、農村計画、地域づくり。
新井 利昌 農福一体ソーシャルファーム
知的障がい者生活寮「年代寮」寮長を努めながら大学を卒業し、1996年埼玉福興(株)を設立。農業への異業種参入を実現し、同社を農業法人化。障がい者と共に野菜の水耕栽培・露地栽培・オリーブの栽培・利用加工、などを手がけ、ソーシャルファームという新しい概念で社会的就労困難者の働く場を創出している。2016年国際オリーブオイルコンテスト金賞受賞。ソーシャルファーム・農福連携の取り組みが注目され、各方面、全国から視察者などを受け入れている。
曽和 治好 NPO法人地球デザインスクール、竹の学校
NPO法人地球デザインスクール副理事長。造園家・デザイナー。 京都大学博士(農学)。京都市美観風致審議会委員。元京都造形芸術大学教授。宮津・竹の学校(平成30年度 都市景観大賞・優秀賞受賞)にて、手ぼうきワークショップを展開。机の上にのる庭「デスクトップガーデン」をミラノサローネにて発表。造園教育活動に対し職業訓練功労・京都市長表彰、手ぼうきWSに対し、京都デザイン賞など受賞多数。
門間 優花 宮城農業高校農業経営者クラブ
宮城県農業高等学校の食品化学科に在籍しています。授業では食品流通、製造、化学を学び、農業経営者クラブではジェラートの商品開発リーダーを担当しています。将来は調理系に進みたいと考えており最終的には自分でカフェを開くことを目標としています。そのために高校卒業までにできるかぎり色々な事に挑戦していきたいです。性格は!目に見える形で(物)で何かを作り上げることにやり甲斐を感じます。
菅生 琢磨 宮城農業高校農業経営者クラブ
宮城県農業高等学校食品化学科3年の菅生です。部活動は弓道部に所属しているのと、農業経営者クラブに所属し様々な実績を生むために日々、頑張って活動しています。趣味は映画鑑賞です。進路は東京農業大学に進学したいと考えています。生き物についての研究に興味を持っていて、将来は生き物に関係する仕事に就きたいと考えています。
卯月 盛夫 早稲田大学教授
早稲田大学建築学科、同大学院修士課程修了後、ドイツのシュトゥッツガルト大学大学院博士課程留学、ハノーバー市・シュトゥッツガルト市都市計画局勤務後、トリーブ教授主宰の都市デザインアトリエ勤務、帰国後、世田谷区都市デザイン室主任研究員、世田谷まちづくりセンター所長、1995年4月より早稲田大学教授、早稲田大学「参加のデザイン研究所」所長、博士(工学)、一級建築士。
申し込み:参加ご希望の方は以下の申込フォームにてお申し込み下さい
→申込フォーム
FAX での申し込みは、氏名・連絡先・区分(一般/ 学生/ フェロー)を記載の上
03-3208-7288(担当:早稲田都市計画フォーラム事務局 森田)までお送り下さい
主催:早稲田まちづくりシンポジウム2018 実行委員会
共催:早稲田大学都市・地域研究所/早稲田都市計画フォーラム/早稲田大学先端社会科学研究所
□お問い合わせ 早稲田まちづくりシンポジウム2018実行委員会 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学14号館9階914室 TEL 03-3203-9042(担当:佐藤)