パブリックのデザイン・デザインのパブリック—その多層的アプローチ

2006年 第14回公開シンポジウム/第12回早稲田メイヤーズ会議

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■2006年7月2日(日),3日(月)/早稲田大学国際会議場

■趣旨
「パブリック」と「デザイン」そして「パブリックデザイン」の概念と実態の広がり を俯瞰し,時と所により変わるもの・変わらないものを確認し,多様な職能およびセ クター,あるいは個性によるポリフォニーとしての現代のまちのデザインを考える.
メイヤーズ会議では地域固有の環境や資源から発想した独自の工夫としてのデザイン をその目的と手法とともに議論し、「地域戦略としてのデザイン」の多様性と共通点 を浮き彫りにする。

■資料集のご購入
シンポジウム資料集は、一般2,000円/フォーラム会員1,000円にて販売しております。ご購入希望の方は、こちらのフォームよりお問い合わせ下さい。なお、在庫切れの場合はご了承頂けますようお願い致します。

■プログラム
7月2日(日)
11:00〜12:00
プレ・プレゼンテーション:学生企画 LAYERSCAPE−ヨコハマ都市景観の分解

13:00〜:0pening

13:10〜15:50:Session 1
パブリックデザインの原点—横浜に学ぶ都市空間と景観のデザイン
山路清貴(山路商事)
Lecture 1:横浜市の都市デザインの活動の視点—事業をつないで個性ある都市空間を 創造する—
国吉直行(横浜市都市デザイン室)
Lecture 2:歩道橋デザインの現場とパブリックデザイン—横浜市の歩道橋—
大野美代子(M+Mデザイン事務所)
Lecture 3:元町街づくり、横濱まちづくり倶楽部、横浜ナショナルアートパーク構想
近澤弘明(横濱まちづくり倶楽部・元町SS会)
Collaborator: 梅澤幸世(早稲田大学理工学部3年)

16:00〜18:00:Session 2
文化発信のパブリックデザイン—街・緑・アートをつなぐ建築
寺田真理子(インデペンデント・キューレーター)
Lecture 1:パブリックなデザインの広がり—みどりの文化ゾーンのデザイン—
西川嘉輝(愛知県建設部)
Lecture 2:十和田市 野外芸術文化ゾーン—アートによるまちづくり、アートと市 民・地域を結ぶ建築— 長田哲征(ナンジョウアンドアソシエイツ)
Collaborator:黒澤武邦(早稲田大学社会システム工学研究所)

7月3日(月)
10:00〜12:00:Session 3
身近なインフラのパブリックデザイン—使われる道・水路空間
笠真希(早稲田大学芸術学校)
Lecture 1:道のつくり方と活かし方
上野俊司(現代文化研究所)
Lecture 2:伝統的水路の岐路 郡上八幡の歩みと悩み
武藤隆晴(岐阜県郡上市)
Collaborator:高橋敬宗((株)国際開発コンサルタンツ)

13:00〜15:00:Session 4
パブリックのまなざしの今—デザインの社会性と役割
佐々木葉(早稲田大学)
Lecture 1:〈都市〉を生産する主体は誰か—巨大開発と私的世界への閉塞のはざまで —
吉見俊哉 (東京大学)
Lecture 2:都市を視る
矢部俊男(森ビル)
Collaborator:柳沢伸也(やなぎさわ建築設計室)

15:00〜15:30:Closing Session
パブリック×デザイン −その多層的アプローチにむけて
山路清貴・寺田真理子・笠真希・佐々木葉・廣瀬芽生(学生企画から)
Coordinator:新良京子(財)日本建設情報総合センター(JACIC)

15:45〜17:30:第12回メイヤーズ会議:地域戦略としてのデザイン
Coordinator:  相互編集という都市・地域デザイン戦略
佐藤滋(早稲田大学)
     個別具体なデザインのメッセージから
佐々木葉(早稲田大学)
Mayor: 犬山城下町再生物語
石田芳弘(愛知県犬山市長)
まちづくり・まちづかいのこだわり
河内山哲朗(山口県柳井市長)
      歩くまちをデザインする…歩いて楽しいまち武蔵野・吉祥寺の創造に 向けて 邑上守正 (東京都武蔵野市長)
Commentator:   田中滋夫 (株)都市デザイン・早稲田まちづくりフォーラム代 表幹事)

■主催
早稲田大学まちづくりシンポジウム2006実行委員会・早稲田都市計画フォーラ ム・早稲田大学都市地域研究所
■後援
土木学会(CPDプログラム認定)・都市計画学会(CPDプログラム認定)・建築 学会・稲土会・稲門建築会・稲門市長会・稲門町村長会・早稲田大学芸術学校・建設 コンサルタンツ協会・都市環境デザイン会議・日本都市計画家協会・住まい・まちづく り活動推進協議会・GSデザイン会議